鬼怒川決壊でも壊れなかったヘーベルハウスの白い家のその後

ヘーベルハウス 白い家 地震に強い

最近は、毎年のように何十年に1回クラスの大きな災害が起こっています。
地球環境も変化していますし、昔とは違う雨の量・範囲となっていますので、昔を前提につくられたインフラは今後も脆弱さを見せるかもしれません。

先日の鬼怒川決壊では、大きな被害がでましたが、その中での不動産業界へのインパクトと言えば、「ヘーベルハウスの白い家」ではないでしょうか。あらゆる建物が流されていく中、「ヘーベルハウスの白い家」が踏ん張り、話題を集めました。
防波堤的な役割も果たし、人助けにも役立ちましたね。

家を建てたご主人は、3年前にこの家を建築され、先の東日本大震災を思い地震に強い家を建てたいとこの家を建てたそうです。
基礎を深く打ち込んだこの家は、地震だけでなく堤防決壊による濁流水被害にも耐えてみせる強さを証明しました。

その白い家のおかげで名を上げたヘーベルハウスは、後日株価が急騰しました。

何よりの強い家の証拠、消費者への安全のインパクトを見せ付ける形になったヘーベルハウスは、今後も受注を増していくことでしょう。絶対の安心の証明はこれ以上ないわけですから。

基礎をしっかりとつくっているようで、その様子がネット民にも大絶賛を受けています。
基礎や骨格をTwitterで紹介されている方も。

さて、そんな「ヘーベルハウスの白い家」ですが、その後の顛末をTBSが取材しています。
ちょうど一ヵ月後に持ち主さんに取材し、リポートされているすばらしい動画です。
不動産業者さんは必見の動画です。

 

映像をみると、建物は残ったものの、基礎以下の土壌が大きく削られてしまっていました(地面と家の空間が大きく開いてる)。
そして、そもそも生活インフラが壊滅しており、いまやこの家では生活ができないようです。
道路等、家にいたるルートもなく、自宅は残っても周りが全て荒野なため、周辺環境も、もはや生活には適さない状況です。
(いま家主さんは隣の市でアパートを借りて住まれているのだとか。)

家は丈夫でも、それを支える土壌が無い、そこに通るライフラインが無い、そこにいたる道路等のインフラが無い。
近隣隣家は全て流されているため、家というハードだけが残ったとしても、生活は出来ないのです。

地震や災害に強い家も、一時は賞賛されましたが、「生活」という面で考えると耐えてOKだったかといえば必ずしもそうとは言い切れませんね。

今回の件は、堤防の掘削とソーラーパネルの関係や、仕訳事業の影響などなど、ネット界隈では様々に流言飛語が飛び交っています。
原因をどこに求めるにしても、やはり居住用不動産は、家を買うという「ハードそのもの」とあわせて周辺環境という「ソフト」も含めて、総合的に検討したほうがよさそうです。

いくら地震や災害に強かろうとも、上記のように地盤や地域が崩壊してしまって「住む」ことができなくなっては全く意味がありませんから。

そうは言っても、最近の環境規模の変化の激しさは、昔のインフラ建設の想定外のことでしょうから、どこが必ず安全などとは言い切れないものがありますが。

不動産を購入される方は、地域を知らない不動産会社や数字に追われて適当にごまかす営業マンではなく、しっかりと地域を知る不動産業者・不動産営業マンのアドバイスを受けて住まい探しをすることが大事です。
また、不動産業者もしっかりと地場地域を把握するだけでなくさらに研究を重ねハザードマップの熟知、地域特性の熟知を深め、顧客に接してもらいたいものだと思います。

 

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