【民泊問題】airbnb出席の下、「新戦略推進専門調査会 規制制度改革分科会 第2回 情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会」が開催

  • 2015/11/16
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民泊、宿不足に伴い各所で議論が深まる。

紅葉の美しい京都の秋の季節になりました。
この季節の京都は昼も夜もなお一層の風情があります。
特に、紅葉の名所として選ばれることが多い清水寺からの風景などはまさに絶景です。

 清水寺 紅葉

他にもこの季節の京都の紅葉は見所盛りだくさんです。
★京都の宿が選ぶ!誰にも教えたくない京都の穴場紅葉スポット41選★

さて、そんな京都ですが、紅葉は大変きれいなものの、それを見るための「宿」が危機的に不足しています。
とくに土日などはもはや宿を取るのは難しい、ネットカフェ健康ランドレベルですら入るのが難しかったりもします。(昨年度・本年度経験済み)例年このシーズンは宿を取るのが難しく大阪や奈良・滋賀といった近県に宿を求めていましたが、連休時など時期によってはそれすら厳しいときがあります。

そんな観光名所や大都市圏を中心とした「宿不足」の中で急速に台頭してきたのが「airbnb」を経由した民泊です。
(もはやその構図はここでは語りません。)
京都の民泊については、先ごろもいろいろ問題があったのが記憶に新しいところです。

大阪が条例を通し、東京大田区も本年度内に可決の見込み
本年8月末には「国家戦略特別区域を定める政令」が改正され、定められた地域内では「条例により」旅館業法の適用除外とすることが可能です。

いろいろ物議をかもし出している「民泊」そしてそれを促すITのあり方について、「新戦略推進専門調査会 規制制度改革分科会 第2回 情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会」(名前が長い…)が11月13日に開催されたと朝日新聞が報じています。

Airbnbは日本で1万8千物件を紹介しているが、多くは旅館業法で必要な営業許可のないまま人を泊めている。同社アジア太平洋公共政策局長のマイク・オーギル氏は「現地ルールに従っているか利用時に確認しているが、(合法性を)すべて我々が確認するのは難しい」と語った。日本政府がわかりやすい法律をつくれば、利用者がルールに従いやすくなるとの考えも示した。

 一方、仲介サイト「とまりーな」を運営する百戦錬磨(仙台市)の上山康博社長は「我々もAirbnbのようにやりたいが、法律が禁じている。『ヤミ民泊』はやめるべきだ」と訴えた。とまりーなは、農家などに泊まる「体験民宿」やイベント時の短期宿泊など、国や自治体が認める民泊だけを扱う。上山氏は仲介業者も「一定の責任を負うべきだ」と語り、安心して利用できるルールづくりを求めた。

~朝日新聞「「ヤミ民泊やめるべきだ」 国内同業者が現状批判」

こちらの件に関しては、議事次第(開催案内みたいなもの?)が情報公開がなされています。
その議事次第にはたいした意味はないのですが、リンク資料としてairbnb側そしてとまりーな側の提出資料も情報公開されています。

airbnb側の資料には特段見るべきものはありません。アメリカIT企業の常でしょうか、まともに対応する気も各国の事情に合わせる気もないようです。実際の行動としてそれが示されています。

他方、「民泊の課題と未来」として「とまりーな」を運営する百戦錬磨側の資料は、民泊問題を考える上で大変参考になる資料です。

・民泊の経済的意義 ・脱法的「ヤミ民泊」の横行 ・ITを活⽤した新制度の整備、、、等々、大変参考になるのでぜひご一読を。

民泊が悪いわけではなく、宿不足が言われる昨今では、適切な運用の下に社会に求められているものかもしれません。
しかしながら、いままで我々が作ってきた世の中の経験の下に各種の規制もあるわけで、たとえば木造住宅が多く密集したわが国では防火の点では多くの規制がありますが、それらは宿泊者のためでありかつ地域のためでもあるわけです。
また、衛生面でも不特定多数の人が入退を繰り返すことを念頭に置かれています。

こうしたことを全部飛ばして安易な安値競争、利益優先での旅館業参入は、やはり社会にとって角が立ちすぎるきらいがあります。

民泊については、諸外国でもまだまだモメている状況ですし、訪日客を増やす目的もあろうかとは思いますが、まだまだ議論は続きそうです。

 

 

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