ヤフー・ソニー不動産「おうちダイレクト」物件情報を公開

ヤフー・ソニー不動産、物件情報掲載開始

物件数は少ないが、質の高い情報を掲載。ショーケース的な始動か

ヤフーとソニー不動産が運営する「おうちダイレクト」は16日、物件情報を公開した。

16日現在では東京都の物件は21件に留まる(千代田・中央・港・江東・品川・渋谷)
マンション情報は東京・神奈川・千葉・埼玉で85598棟が閲覧できる。

おうちダイレクト

件数はまだ少なさが否めないが、情報の質は高い。
この21物件はショーケース的な意味合いがあるものだと推測される。

たとえば、こちらの「アデニウム東神田 4階」「ザパークハウス晴海タワーズクロノレジデンス 16階」などは、物件情報は、不動産会社の物件情報とはちがい、まるで雑誌の情報化の如く充実している。このクオリティのまま物件数が充実してくれば、2・3枚の写真と簡素なテキスト情報しかない個別の不動産サイトは太刀打ちが難しいとさえ感じる。

価格に関しては全てが都心・高級物件のため、計測は不可能。(階数や広さによって一般的な物件より幅が大きなため)

ソニー不動産は「高く売る」をメインに広報戦略を仕掛けているため、物件価格は高止まりしている可能性も否めない。
しかしながら、情報の充実、売主の生の声が見える、情報量が多くリアルであるという価値は大きく、今後も高品質な物件情報提供が続き、ソニー不動産の営業の質も高いのであれば、通常よりも少しは高値取引が期待できる素地が見える。

しかしながら、売主は「おうちダイレクト」を利用する場合、他社での売却活動はできない。また案内時はソニー不動産との一般媒介契約を結ぶ必要があるため実質上、専属専任媒介に似た形となる。なお、ソニー不動産との媒介契約は一般媒介契約のためレインズ登録はしないとのこと。レインズに登録しないため他社客付けも出来ないとのこと。つまり「おうちダイレクト」で

実質的な囲い込みではないか、と国土交通省に問い合わせたところ、売主が選ぶ話なので行政は関与しないとのこと。

売主はヤフー・ソニー不動産一本でいくのか、それとも、不動産業界全体での情報公開・共同仲介にするのか、二者択一の合理的な判断が求められる。

「おうちダイレクト」を利用する場合は手数料が無料・案内までは不動産営業マンに合わす自由にネット上で売却活動が行える、といったメリットがある。
他方、利用しない場合は、手数料がかかるが広く情報が公開されるため、不動産物件の囲い込みを行わない正当な不動産業者で売る場合は適正価格での早期売却が見込める。

どちらを選ぶかは売主次第だ。

どちらにせよ、不動産業者・不動産業界も時代の変動を認識し、進化を模索すべき時代に来ていると言えそうだ。

 

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