ソーシャルビジネスで猫を救う、奇跡の団体 ~東京キャットガーディアン訪問(1/3)

東京キャットガーデンへ言ってきた

保護猫カフェ(東京キャットガーディアン)を訪問3部構成でお伝えします

先日、ネット上で面白い不動産ポータルサイトを発見し、勢いあまって「保護猫を不動産で救うステキなポータルサイトを発見!」という記事を書きました。ところ、大変な反響をいただきました。
そこで、思い切って「NPO 法人東京キャットガーディアン」さんに取材申し込みをしたところ、快く受け入れていただきました。
不動産業界誌としては、不動産集客媒体としてポータルサイト「しっぽ不動産」、そして不動産物件としての「日本初の猫付マンション」「猫付シェアハウス」がもっとも気になるところではありますが、その前提となる東京キャットガーディアンさんの保護活動のあらまし、そして、せっかく行ってきたので「かわいいにゃんこたち」の画像も皆さんにお伝えしたいと思い、3部構成でお届けしたいと思います。

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東京キャットガーディアンとは?

NPO 法人東京キャットガーディアンは、猫の殺処分ゼロを目指し、 行政(保健所・動物愛護センター)などから猫を引取り、飼育希望の方に譲渡する活動並びに地域猫活動をおこなっている団体です。代表の山本さんを中心に活動されており2015年末で8周年、2015年10月までの累計譲渡数はなんと4567頭にもなります。ものすごい数です。

素直に「すごいな」と思ったのは、単に猫の里親探しだけに留まらず、実に積極的な活動展開をされているところでした。それが上記で記事でご紹介した「しっぽ不動産」「猫付マンション」「猫付シェアハウス」なのですが、その他にも「保護猫カフェ」「動物病院」「ペット保険」などなど、ホームページをごらんいただければわかるとおり多種多様なサービス展開をされており、いったい「何なんだこの団体は??」と思えてきます。

日本におけるソーシャルビジネスの稀有な成功モデル

単なる猫の保護団体にしては充実しすぎているのです。正直なところ動物保護団体や福祉団体といえば「受身」なイメージがしますが、東京キャットガーディアンは「攻め」のスタイルともいうべき「経営マインド」を感じます。事情を知らない方からみれば、ともすれば保護を見せかけにした商売なのではないか、とも感じられるかもしれません。

確かに「ビジネス」なのです。しかしそれは、保護猫活動を永続的に続けていくために、寄付や善意といった不安定要素だけに頼る受身の弱弱しさではなく、自らの知恵と努力で稼ぎ信念を持って堂々と社会的活動を行っていくための「ソーシャルビジネス」だったのです。(ソーシャルビジネスとは、社会的課題の解決を図るための取り組みを持続可能な事業として展開すること。)

日本におけるソーシャルビジネスでもこのような成功モデルは実に稀有ではないでしょうか。代表の山本葉子氏・ニッセイ基礎研究所の松村氏共著の「猫を助ける仕事」(光文社新書)の帯にこうあります。「足りないのは 愛情ではなく システム」と。まさにその通りだと思いませんか?

会社も、社会的活動も、事業というものはすべて運営が続けられる「仕組み」があってこそ存在し続けられます。そのためには運営費が必要です。安定的に未来永劫活動をしていくためのその費用を、なんとか自給自足しようと奮闘する姿がそこにありました。

一般企業でもなかなか厳しいこのご時勢、社会貢献活動をビジネスで成り立たせるって、ほんとうにすごいことです。
今までもけして楽な道のりではなかったでしょうし、これからもたぶん苦労の連続だと思います。しかし、試行錯誤しながらも、信念とともに突き進んでいくその勇姿に多くの方が感動し賛同しているのではないでしょうか。

ちょっと、言葉が熱くなりがちなのですが、ほんとうに触れると感動するんですね。
社会人として普通に生きてますと、ビジョンやらミッションやら企業理念やら聞くことはよくあることじゃないですか。でもなんかどれも壁に飾っておくだけの言葉みたいでなかなかシックリこない事って多くないですか?
東京キャットガーディアンさんのように「猫を救うという信念」がありそれを「実行し継続運用するためにどう事業を展開していくか」という一連の流れは、非常にわかりやすいビジョン・ミッション・理念とその具現化した形ですよね。
もはや経営のモデルケースともいっていいかもしれません。

代表者の思いと、生き様と、

猫を助ける仕事 今回は代表の山本さんにお話を伺いましたが、本当に信念のある方です。そして経営マインドがある。

「一頭でも多く救いたい、殺処分をゼロにしたい」という強い思い、そして思いだけではなく行動、展開、それら踏み出す歩みはうらやましくもあり、自らの身に置き換えて考えると、ただただ感動し恐れ入るほかありません。

そんなこんなのすごい活動履歴はぜひ「猫を助ける仕事」(光文社新書)をご一読ください。
山本さんの軌跡は、明日を生きるわれわれ普通の社会人にも元気とヒントを与えてくれます。おススメ!
前半は保護活動した猫ちゃんたちの喜怒哀楽の話、そして後半は事業としての話とつながっていき読みやすくわかりやすいです。

何も出来なくても「思うこと、考えること」だけでも大事なこと

現代社会では、毎日みんななにかと忙しく生きていると思います。そんななかで、社会的な活動・ボランティアといっても、なかなか手を出せるようなものではないかもしれません。(やってみるとなかなかに楽しくやりがいのあるものなのでお勧めしますが)

ただ、何も出来なくても「思うこと、考えること」だけでも大事なことだと思うんです。
一人ひとりがよい世の中を作ろうと思っていれば、それだけで世の中案外変わっていくものです。
たとえば、ふとした普段の会話で、居酒屋での酔い話のときに、などなど、一人ひとりの思いや口から発せられる小さな言葉たちが集まっていけば、それがやがて世の空気となり、世論となっていく、そうして物事が動くこともあります。

だから、ぜひ、いろんな社会の問題を知ってみてください。いまなら気になればすぐネットで調べられますし、浅い所から深い情報までたくさんありますからね。

猫だけではなく、犬もその他の動物も、無為に殺されることなく、よりよい社会が築けていければ、と願ってやみません。

>>保護 猫カフェに行ってきた ~東京キャットガーディアン訪問(2/3)へ

 

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