堀江貴文氏ツイッターで不動産業界をディスって話題に

  • 2016/2/5
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炎上芸で注目を集める堀江貴文氏が不動産業に噛み付いている件が話題です。
元ネタはこちら(netgeekさん)です。当方では不動産業界紙の観点から少々眺めて見ます。

少し前から堀江氏は仲介手数料割引業者、ネットを使った新興不動産ベンチャーさんともネット露出しており、旧態然とした不動産業に批判的な論調を繰り広げています。

今回のツイートに関してもかなり煽っています。

 

 

こちらの意見に賛同する声も多数です。現に不動産業界の中にはやっぱり普通に考えておかしな連中も跋扈しています。

大多数の業者さんはまじめにやってる街の不動産屋さんなのですが、世間の昔の記憶とおかしな連中が出すものすごい負のインパクトが業界全体に負のイメージを与えていることは事実です。

しかし、彼が価値を置く仲介手数料無料が果たして正義かといえば、そうとも言い切れません。

堀江氏が言う不動産業は賃貸仲介業だと思いますが、商売なので、どこかに利益の源泉が必要で、それが全うにもらえるのが客付け側としての仲介手数料。管理側としてのAD・管理料です。
物件管理元でない客付けだけの会社が仲介手数料無料をすると収益ゼロです。

収益ゼロでは当然成り立たないので、どうするかといえば、実際に手数料は無料だがその他もろもろで費用を取ったり、オーナーに無断で諸経費を取ったり、ADといわれるオーナー側から出る広告料がつく物件しか紹介せず、本来は希望賃料でもっといい物件があるのに、業者にとって都合のいい物件に強引に消費者を押し込んだりということは最近では業界内ですごく問題化してます。

無料がゆえにサポートがものすごくおろそかだったりするケースも多々あります。

感覚的ですが、誤解を恐れずいえば、普通に昔ながらの街の不動産屋さんより、手数料割引でガンガンやってる会社ほどそうした問題行動が多い気がします。業界はクソだぜ!って叫んでる連中のほうがよほどひどかったり。
不動産業界を敵視する彼の回りの人間がどのような人種かわかりませんが、業界のほとんどの人々はまっとうに商売していますよ。

また、売買仲介に関していえば、不動産などは地域によって法令・条例など、マンションによっては管理規約などにより、と個別物件の差異が激しく、なかなか一筋縄にはいくものではありません。たとえば、関西方面、京都や奈良などは条例が他と違ったり、地中埋設物のリスクなどもあり、アマゾン出店して関東の業者が手を出せるかといえば、たぶん無理でしょう。 商習慣などにも違いがあります。

 

したがって、アマゾンで出店したからといって、他の商売のようにネットでポンと売れるか、といえば難しいと思います。アナログ手続きがものすごい業ですし。売買だと金額大きいので間違えると人生に影響する一大事になりますし。素人目に見ると仲介は利ざや抜くだけの簡単なお仕事にみえるかもしれませんが、けしてそうでもないんですよ。

現状は共同仲介の下で世間に広く物件が流通して、小さなオーナーが散在し小さな会社がひしめくこの国で円滑なる不動産流通が実現しています。財閥系大手がはるか昔から参入し莫大な資本投下しているにもかかわらず、いまだ独占も寡占もできていない現状が彼の言う「消えてなくなればいいのに」が実現されない理由です。

 

 

とはいえ、業界がこのままでいいか、といえばけしてそのようなことはなく、街づくりや地域振興も含め不動産業界・不動産会社もあたらしく変わっていかねばならないとは思います。

不動産業界側からみると腹立たしいこともあるかもしれませんが、彼のツイートに賛同する声の中には一般消費者の生の声も含まれており、とても参考になると思いますので、不動産業界の皆様も彼の一連のツイートに目を通しておいてはいかがでしょうか。

 

 

 

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