日本人の住宅意識調査 (オウチーノ発表)。家を買うなら52.8%が「新築」にこだわる。 47.5%が不動産の「買い時」

  • 2016/2/26
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23日、(株)オウチーノは自社で行った「日本人の住宅意識調査」の結果を発表した。
(20 歳~69 歳の男女 1,113 名を対象としたインターネットアンケート調査)

調査によると、家を買うとしたら、52.8%が「新築」にこだわると回答。一方、20 代の 84.8%が「中古+リフォーム」を選択肢として考えている。また、47.5%が、不動産の「買い時」だと回答している。

 

以下「日本人の住宅意識調査」の抜粋のまとめ

「あなたが家を買うとしたら、『新築』または『中古』にこだわりますか?」
・「新築(新築マンション・新築一戸建て)にこだわる」と回答した人が26.6%
・「新築(注文住宅)にこだわる」が26.2%
・「こだわりはない」が42.7%

「あなたが家を買うとしたら、『マンション』または『一戸建て』にこだわりますか?」
・「マンションにこだわる」と回答した人が17.3%
・「一戸建てにこだわる」が45.8%
・「こだわりはない」が36.9%

「あなたが家を買うとしたら、『中古+リフォーム』を選択肢として考えますか?」
・「積極的に考える」と回答した人は18.5%
・「選択肢の1つとして考える」が55.3%
・「選択肢として考えない」が26.2%

「今は、不動産の『買い時』・『売り時』だと思いますか?」
・「買い時」だと回答した人が47.5%
・「売り時」だと回答した人が12.4%
・「どちらともいえない」と回答した人が40.1%

「2015年、日本の景気はどう変化したと思いますか?」
・「景気は良くなった」という人は25.9%
・43.7%の人は「景気は悪くなった」

 

2016不動産意識調査

 

以下「日本人の住宅意識調査」のまとめのまとめ

新築信奉、相変わらず。

新築マンション・戸建あわせて52.8%が「新築」を希望、新築需要は増加傾向とのこと。
新築にこだわる理由としてはもっとも多いのは「他人が住んだ家は抵抗があるから」

具体的に は「中古の場合、前に住んでいた人が退去した理由が気になるか ら」(61歳/女性)や「前の住人がどう使っていたかが分からないので、新しいものにこだわりたい」(45 歳/女性)などが挙がった。次いで「大きな買い物だから」という理由が多く、例えば 「一生に一度の高価な買い物だから」(33 歳/女性)や「そうそう買い換えるものではないから」(34 歳/男性)などの声 が聞かれた。

中古よりは新品という気持ちはたぶん万国共通であると思います。
しかし、多湿のわが国では昔から欧米諸国よりも清潔感を求める意識が強くあり、中古よりも新品、より清潔なもの新しいものを求める意識は諸外国より強いかもしれません。そういう意味では「他人が住んだ家は抵抗があるから」というのはある意味、日本人らしさ、かもしれません。

そして、欧米と違い木造文化で湿度・自然災害(地震・台風)の影響の強いわが国では必然的に住宅寿命・劣化等に違いもあります。
古い建物はアンティークというよりも、(外観含め)たんなる古屋であり、既存住宅(中古物件)よりも新築志向が強いのは必然でしょう。
ハードとしても、ここ数十年の日本の住宅の進歩は家電や車と同じくすごいものがありますし。

数十年前の中古よりも、今の新築のほうがよい、と誰しもが思うのは無理もありません。やっぱり見た目でもぜんぜん違いますし。

しかしながら、現在、国の方針として、また業界内からの声として中古住宅+リフォーム・リノベーションの風も吹いています。
その声はアンケート結果にも現れています。

 

20 代の 84.8%が「中古+リフォーム」を選択肢として考えている!

「あなたが家を買うとしたら、『中古+リフォーム』を選択肢として 考えますか?」という質問をした。結果、「積極的に考える」と回答した 人は 18.5%、「選択肢の 1 つとして考える」が 55.3%、「選択肢には入らない」が 26.2%だった。73.8%が、家を買うとしたら「中古+リフォー ム」も選択肢として考えることが分かった。また、年代別に見ると、20 代は 84.8%、30 代は 68.4%、40 代は 74.3%、50 代は 72.2%、60 代 は71.2%が「中古+リフォーム」を選択肢として考えていた。

上記の「新築にこだわる」52.8%(MS+戸建)に比べて「積極的に考える」は18.5%ですからやや弱い感は否めませんが、それでも検討しない人は26.2%にくらべ多くの人が選択肢には入るとしています。

ただし、その理由はやはり「安さ」です。

「中古+リフォーム」を「積極的に考える」と回答した人の理由として は、「費用が抑えられるから」が最も多く挙がった。具体的には「新築 を買うよりも低価格で、こだわりが実現できそうだから」(48 歳/女性)や「建物は安く抑え、気になるところだけ、気に入 った最新設備を入れられるから」(33 歳/女性)などの声が挙がった。

首都圏郊外などでの中古住宅在庫の積み増しの理由は、供給過剰とパワービルダーの供給する新築価格と中古住宅との価格差が昔に比べて小さくなってきているからですが、このように「新築」が手の届く範囲で安くなれば、中古住宅の「安さ」の強みはたち消え、むしろリフォーム・リノベーションを加える分割高になってしまうという現象もあります。また、建物自体が古いと目に見える範囲をきれいにしたところで、、、という話もあります。

国交省やインスペクションに熱心な方々には「国民の資産を守る」という崇高な志があり、住宅ローンが終わったころに住宅価値がなくなって国民資産が毀損されるような現状を改善する思いがあろうかと思いますが、市場経済は需給のバランスと買い手の心できまりますので、そこのバランスをどううまくとっていくかが今後の課題となろうかと思います。

 

47.5%が、不動産の「買い時」だと回答。「低金利」の影響大!

さて、購入意欲についてですが、上記のとおり、約半数が「買い時」と判断しています。マイナス金利政策により住宅ローン金利の下落も見られる今はまさに買い時と思われる節もあります。ただし、多くの人が買い時と感じたときはすでに売り時であるというのもまた真なり。不動産相場においてもバブル天井感が出ているのも周知の事実です。今年一年が不動産契機の分かれ目になる可能性もあります。

 

2015年、4人に1人が「景気は良くなった」と回答!

不動産には直接関係ないとは思えるが重大な設問も用意しているのが本調査のすばらしいところ。
回答を見ますと、どちらとも言えないようなニュアンスが漂ってます。
景気がいいんだか悪いんだか「世の中の雰囲気を見るといいはいいんだろうけど、うーん…」という感じでしょうか。

一番多い理由の株価、、、ことしは年初よりいろいろありますから、今年はどうなっていくのでしょう。

最後に、「2015年、日本の景気はどう変化したと思いますか?」という質問をしました。「景気が良くなった実感がある」と回答したのは7.6%、「まだ実感はないが、景気は良くなってきていると思う」が18.3%、「変化はなかったと思う」が30.4%、「まだ実感はないが、景気は悪くなってきていると思う」が22.0%、「景気が悪くなった実感がある」が21.7%でした。「景気は良くなった」という人は25.9%、「景気は悪くなった」という人は43.7%であることが分かりました。2014年に同様の調査を行った際は、「景気は良くなった」という人は18.8%、「景気は悪くなった」という人は49.8%でした。わずかではありますが、景気の回復を感じている人が増えたようです。

「景気は良くなった」と回答した人の理由としては、「株価が上がったから」(60歳/男性)が最も多く挙がりました。次いで「就職率がやや改善している」(53歳/女性)や「求人が増えているから」(34歳/女性)などの声が聞かれました。他には「最近、衣食住にお金をかけている人が増えた気がするから」(42歳/女性)や「給料が上がったから」(27歳/男性)などが聞かれました。
一方、「景気は悪くなった」と感じている人は「賃上げが中小零細企業にまで波及していないから」(35歳/男性)や「賃金はほぼ横ばいに対して物価の上昇が大きいから」(28歳/男性)という理由が最も多く挙がりました。他には、「物価だけが高くなっているから」(62歳/女性)や「消費税の増加による家計の圧迫が強い」(29歳/男性)など「出費が増えた」という声や、「大企業ばかり優遇され、格差がさらに広がっていると感じるから」(50歳/女性)などの理由が挙げられました。

 

調査結果の仔細はこちらからごらんいただけます。(日本人の住宅意識調査 :PDF)

 

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