「住まいの売却に関する調査」に見る、不動産売却囲い込み被害の懸念

不動産売却に関する調査

不動産・住宅情報サイト『HOME’S』を運営する株式会社ネクストが、『HOME’S』内の住宅トレンドニュースサイト「HOME’S PRESS(ホームズプレス)」上で、住まいの売却に関する調査を発表しました。

調査対象者は「家の売却を依頼する際、不動産会社の選び方やその評価について、売却を経験したことのある20代~60代までの男女541人」

「住まいの売却に関する調査」結果概要
住まいの購入と同様に、多くの人が人生で数回しか経験しない住まいの売却について、実際に経験がある男女541名を対象に調査を行いました。
住まいの売却の際に活用した情報は、1位に「複数の会社に依頼や相談ができるサイト(一括見積もりサイトなど)」(38.6%)、2位が「過去に付き合いのある不動産会社・ハウスメーカー・パワービルダー」(29.9%)、「新聞などの折込やポストインのチラシ」(23.3%)が3位となりました。購入と同様に幅広い形で情報収集をしていることがわかります。
実際の売却活動がスムーズに進められたかを聞いた質問では、「まったく手間取らなかった」が24.2%、「さほど手間取ることはなかった」が49.2%と、合計で約73.4%の人が売却活動は「手間取らなかった」と回答しました。一方、「手間取った」と回答した人からは、「思っていたより時間がかかる」「不動産会社の対応に不満」等がその要因として挙げられました。
売却活動の際に気をつけたこととして、1位が「内見の際、部屋をキレイにしておいた」(36.2%)、「信頼できる不動産会社(営業担当者)かどうか見極めた」(29.0%)が2位に続きました。中古住宅の流通活性化において重要とされるインスペクション(住宅診断)ですが、「中古住宅なのでインスペクションを実施して状態を見極めた」の回答は5位(9.2%)と、実際に取り組んでいるのはまだ少数であることが伺える結果となりました。

不動産売却調査

仔細は、記事本文を呼んでいただいたほうが参考になるかと思います。

さて、この調査を見て、特に気になった点、感じたことは、囲い込み被害者が多くないか?という点です。( >>囲い込みとは )
下記の回答をご覧ください。下記は売却依頼した不動産会社への不満です。

不動産売却への不満

「特に不動産会社に対する不満はなかった」が圧倒的ですが、なかには人情的な感傷でごまかされてる面もかなりあるかと思います。

実は、ちょうど筆者の知人が不動産売却をし「不動産会社がよくやってくれたけどなかなか苦戦したがなんとかなった」などと話を聞きまして、くわしく状況を聞いたところ「それ囲い込みでカモにされてますよね、、、」みたいな事案がありました。

下記をごらんください。不動産売却に不満のある対象者はなにやら囲い込みでカモられてる感じが浮かび上がってくるかと想います。

■思っていたより時間がかかる
「売却をお願いしてから、実際売却にいたるまで、2年の月日を過ぎ、当初の売却価格より200万下がりほとんど諸経費等になり残りがかなり少なかった」
「契約後買い主が、融資の決定までにかなりの時間がかかったので、決済が長引いた」
「思っていたより売却までに時間がかかった」

■買い主がなかなか見つからない
「なかなか引き合いがなく、売却に手間取った」
「買い手がつかなかった」

■不動産会社の対応に不満
「実際と最初の話が違いすぎる」
「相手の方の段取りや説明の悪さに手間取りました」
「担当営業の場当たり的な対応や、知識不足、連絡不足、情報不足、及び人間性のため、そのつどバタバタとした」
「不動産会社が掲載を怠っていたので担当者を変更したり、支店を変更したりで時間がかかった」

■不動産会社からの連絡が少ない
「見積もり等そもそも出だしからかなり時間がかかってこちらから連絡する回数が多かった」
「サイトでは良い事ばかり表現していたのに実際には思う様に連絡はいかず、何回も何回も連絡をいれないとならなかった」
「なかなか担当の人と連絡が取れない」

■価格に不満
「高く売却設定して、中々売れなかった。不動産会社に言われた通りにしたのに」
「価格交渉でかなり相手の金額と差があったので」
「なかなか売れずに値下げせざるを得なかった」
「予定していた価格には程遠かった」

 

囲い込みには「高値預かり」「寝かせ」があります。

高値預かりとは、高く売れるなどと売主をまるめこんで高値で売却活動させること。不動産会社が買い取るわけではなくいわば委託販売なので懐は痛みません。なんで高値で売りに出させるかというと、ほかの会社と契約させないため。(売れもしない)高値で釣って自社が独占的(専任)に売却契約をとるためです。

寝かせとは、高値で受託した物件を寝かせておき、徐々に値段を下げさせ本来の市場価格に近づけたり、「売れなくてあせる売主の心理」を利用して自社で安値で買い取ったり、はたまた極悪なケースになると売主の破綻を待って競売で買い叩くなんてこともあります。

わかりやすく説明してみましたが、不動産業に携わる方にとっては、もはや「囲い込み業者がよくやる日常風景」です。

ただし、不動産業界の名誉のために言っておきますが、

多くの不動産会社は囲い込みなどせずまじめに仕事をしています。

極悪なのはごく一部ですが、真っ当そうに見える大手がそれをやるから業界の信用がまだまだ向上せず。

 

ホームズさんがここまですばらしい調査をしながら、囲い込みやその可能性に言及しないのはなぜでしょうか。不思議でたまりません。やはり上場企業の限界でしょうか。そう考えると「調査公開」としながらこうしたデータ提供をすることによって、暗に囲い込みの批判や、一般エンドユーザーへの警鐘を鳴らしているのでしょうか。

いずれにしてもすばらしい調査です。利他主義を抱える同社だからこそ。

くわしくは下記の調査をごらんください、不動産会社必見!

家を売った際、情報収集の仕方や不動産会社の選び方とは?売却体験者541人への調査(1)
家を売った際に気をつけたこと、価格面の不満はどんなこと?売却体験者541人への調査(2)

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