【不動産ダイジェスト】

やってきたドットCOMの衝撃(5)

黒船の姿が見えてきたぞ!

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不動産・住宅ジャーナル/2000年7月1日号

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 この欄で連載中の<やってきたドットCOMの衝撃>を今号は、号外版とさせていただきたい。
 日本の不動産業に大きな影響を与える事になりそうな出来事が相次いでいるからである。いまはまだ水面下の動きであるが、事実は次のようなものだ。

 (1)NAR(全米リアルターズ協会)のCronk(クロンク)会長が来日し、6月29日から(社)不動産流通経営協会(FRK)、(社)不動産協会、(社)全国宅地建物取引業協会連合会、そしていくつかの民間企業と接触した。
 来日の目的は、国際的な不動産取引市場――Webサイトを構築するためのわが国への協力要請である。

 (2)これに先がけて、NARの国内Webサイト『REALTOR.COM』を中核コンテンツにして『Homestore.COM』を運営しているHomestore.COM,Incが5月中旬に来日し、東京と大阪で複数の企業と接触している。
 来訪の目的は、『Homestore.COM』で成功した不動産・住宅コンテンツのWebサイトを大連合させるビジネスモデルをわが国で展開するパートナー探しであった。

 さて、この2つの出来事を何故、速報でお伝いしなければならないのかと言うと、実は、NARのCronk会長は、当初にNARが立ち上げたWebサイトを技術・財務面から支援したテクノロジー企業のRealselct社の社外ボード(役員)であり、現在(99年11月から)は、NAR会長なのである。
 つまり、Cronk会長はNARをサポートするRealselct社と深い関係にあり、Realselct社からサポートを受けているWebサイト『REALTOR.COM』の最高責任者なのである。

 Cronk会長とHomestore.COM,Incとの折り重なる来日は、示し合わせたものではなく、偶然に時期が重なったものと思われるが、Cronk会長はかってのNARの歴代会長とは違って、テクノロジーに精通し、全米リアルター業界を大きく動かす力を持った人物だ。
 黒船が上陸しようとしていると見た。

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