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不動産・住宅ジャーナル/2002年9月1日号 |
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最近のある夜。業界の内輪パーティがひとしきり盛り上がった後で、「ところで、最近のエンドーさんは、元気がありませんね」という話がでた。 「そうでもないよ。けっこう文句がきついよ!」との切りかえし。話題は、エンドーさんに移っていく。耳をすましていると、皆さんがエンドーさんを連発する。共通の知人らしい。 エンドーさんは、そんなに有名な業界人なのか。私は知らないぞ。謎の人物エンドーさんとはいったい誰か。恥かしながら、「ところで、エンドーさんって、誰ですか」と聞いてみる。座は一瞬にして全員が沈黙。「エンドーさんって、誰。教えてよ!」。 ?? それは、「エンドーさんではなく、エンドさん。エンドユーザーの事ですよ」。そして、どっと爆笑が起こった。実際にあった話である。 だが、しかし、「さん」が付かないにしても、「エンド」とは、不思議な呼び方である。「広辞苑」(第4版)で「エンド」を引くと、(1)終り。末。(2)端。――とあるだけで、ユーザーと組み合わせた慣例語はない。 研究社「新英和中辞典」(第5版)で、「end」を引くと、1終り、2終止、3端、4限り――とあって、やはりユーザーと結びついた慣用例はない。 しかし、思い起こしてみると、「エンド」サンはこの業界に以前から住んでいた。広告代理店、大手情報産業のR社、著名住宅メーカーのR社などの間で「エンド」と言う言葉が、何か神様の代理のよう意味を持たせてしきりに使われていた時期があったのである。 今回の「エンドーさん」は、以前から「エンド」サンを連発してきた人たちと違って、宅建業界の内輪パーティに登場した。私の経験からすると「エンド」サンは、一昔前のR社やM社に住んでいたはずであったのだが――。 いずれにしても、「遠藤さん」と誤認した「エンドーさん」も「エンド」サンも、私にとっては、20世紀の住人である。 それは、新しい「END―Uさん」が住んでいる場所は、インターネットに繋がった家庭や職場のパソコンになってしまったからである。 新しい「END―Uさん」は、アメリカでは、IPC(Internet enPowered Consumer/インターネットによって力を増した消費者)と呼ばれている。IPCは、深夜のネット閲覧やメール書きがとっても好きだ。 9月がキックオフの季節であることは承知しているが、次回はアメリカの「END―Uさん」=IPCに至急で会いに行ってみましょう。 |
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