【不動産ダイジェスト】

不動産業/ネット成約30%?時代に

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不動産・住宅ジャーナル/2003年12月1日号

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 今秋(2003年秋には)、マンション分譲・売買仲介ともにインターネット成約率が30%を超す企業が出現するだろうと1年ほど前から予測してきたが、どうやら現実のものになってきたようだ。
 賃貸仲介における入居者の客付け業務では、今年の春シーズンでインターネットによる割合が30%を超えたところが全国各地に見られたが、マンション分譲・売買仲介の分野でもネット成約率が20〜30%にのぼったことは、インターネットが営業促進の新しいツールとして"市民権"を得たものと見てよいのでしょう。

 ここでいうネット成約率とは、全成約件数に占めるWebから発生した顧客による成約件数の割合を指す。そして、以下に使う数値は、03年9月中間期決算時点で、インターネット関連のデータを公開している企業のものである
 さて、マンション分譲の最前線からその実態を見ていくと――。

 マンション分譲では、大京の15年度上半期 はネット成約率 が35.0%にのぼった。成約戸数は1,262戸(前年同期比25.2%増)、成約金額は477億円(同30.8%増) となっている。
 藤和不動産は、同期のネット契約率が20.3%で、16年3月通期では16.7%を見込んでいる。日本綜合地所は、15年度7−9月期のネット契約シェアが28%になっている。

 仲介・賃貸・販売代理の現状は、どうなのだろうか――。
 仲介・賃貸・販売代理では、東急リバブルが15年度上半期 は全社のネット成約率が14.3%にのぼり、売買仲介は10.3%、賃貸仲介は13.8%、販売受託 が25.2%という実績をみせた。アパマンショップネットワークは、15年9月期(末)に52万物件を公開して、1.4億件(年間)のアクセス(ヒット数)を獲得している。
 ところで、以上の結果から「不動産業/ネット成約30%時代に」という判断を下すのは、いささか早計なのかも知れない。しかし、公開数字はこれくらいしかないのである。16年3月期通期決算になれば、前記5社の他に三井不動産販売、大京住宅流通の数字が加わる予定だが、残念ながら検証できる数字があまりにも少ないのである。

 それならば、「取材すれば」といわれるかもしれませんが、取材結果は、「公開不可」になってしまうのが目に見えている。
 したがって、「不動産業/ネット成約30%時代に」という今回のレビューは、「先進企業/5社例によれば」と付け加えてお読みください。

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