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不動産・住宅ジャーナル/98年11月1日号 |
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10月26日から事務所を新宿区の百人町に移転した。格好よく言えばオフィスのダウンサイジングであるが、スペースの縮小を可能にしたのはインターネットである。 そのからくりは、次のようになる。 『不動産・住宅ジャーナル』(98年5月までは『不動産流通ジャーナル』)は、この10月1日で創刊丸9年になったが、編集部ではこの間の取材データや会社案内のパンフレット類などを企業別ファイルにして、大きな移動書庫で保管してきた。 当初は、貴重な資料として読者からのデータリクエストも随分あり、それなりの利便性を提供してきたのだが、最近では決算データなどを除いてはあまりリクエストが来なくなっている。 そうした中で、この“古典的なデータベース=移動書庫”を捨てて、取材や記事を書くのに必要なデータは、インターネットのホームページ情報に頼る事にしたのである。 そうすると、手頃なスペースの事務所がすぐに見つかり、財務的な恩恵としては月々の家賃が減っただけでなく、預けていた保証金と移転先ビルの保証金の差額を貴重な現金として流動化できたのである。 私たちのような本当に小さな会社にとっては、大げさに言えば「インターネットが財務を救う」というこうした図式も成り立つのだが、ところで今回の事務所探しはホームページの公開物件情報には頼らなかった。 それは、新宿駅西口から新宿警察署の近くにあった前の事務所Xまで歩く途中の小さな不動産店舗Aで、気に入った事務所Yがすぐに見つかったからである。 その物件は、新しい事務所ビルの1階にある不動産店舗Bが管理物件として図面配送ルートに載せたもので、XY、ABの所在地は相対距離にして1km内外である。 不動産情報の流通は、今度の引っ越しで見る限り確かに狭域的であった。 後になって、インターネットで移転先周辺の物件を探してみたけれども、当社から見ると「広い・きれい・家賃が高い」という“プライムビル”ばかりが目についた。 店舗営業という不動産業の原型も、便利なものである。 |
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