【不動産ダイジェスト】

苦しい局面の突破に向けて

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不動産流通ジャーナル/95年11月15日号

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 この秋、仲介の営業現場では想像をこえる事態が起こっていたようだ。それは、リストラ案件の仲介をめぐるすさまじいドラマであり、バブルの崩壊がここまで個人の生活に大きな影響を与えていたのかと思うと、よく耳にしていた話ではあるが、実話と聞いて空恐ろしくなってくる。
 ケース1 現在28歳の主婦は、独身時代に4,800万円のマンションを買った。賃貸に回してローンを払っていたが、やがて空き家に。ローン返済の苦しさを隠したまま結婚したが、現在の価格は2,800万円に下落しており、売るに売れない。ローン融資銀行から仲介が持ち込まれたが、たとえ売れたとしてもこの主婦のローンは返せない。
 ケース2 大手会社に勤めるある営業マンは、バブル時代に5棟の賃貸アパートに借入金で2億円の投資をした。もちろん、空室発生でローンが返せない。銀行から仲介を持ち込まれたが、こちらも当然のことながら価格が下落していて売れても借入金は返せない。
 こうした仲介を、何とかこなしていかなければならないのが今秋における各営業所の所長の役割なのだそうで、営業所では漫画の『ナニワ金融道』がよく読まれ、「今夜は闇夜だ。早く帰ろう」という冗談が飛び交っているという。

 ところで、当社では12月1日に開く『'95秋期/流通トップセミナー』において〈地域密着から地元拡大の戦略へ〉というテーマで徹底討論を行う。
 これは、以上に述べてきたような苦しい局面に立つ各社の営業所長に集まっていただき、「新しいターゲット開拓の秘訣」を探っていこうというものである。
 先日、その打ち合わせで各氏に集まっていただいた折に出てきた話が、冒頭で紹介したいくつかのケースなのだ
 現在のような苦しい状況の中で、営業促進の新しいターゲットを開拓していくことは大変なことであるが、それでも当日は
  1.市場の変化に対応した主力業務の展開方法
  2.新しいターゲットと地元拡大の戦略
  3.今後の営業促進に向けた有効な手法
などを探っていく方針である。
 苦しい局面の突破に向けて、ぜひセミナーにご参加いただきたい。


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