【不動産ダイジェスト】

業界の改革は誰が進めるべきか

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不動産流通ジャーナル/96年2月1日号

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 今号は〈全米リアルター協会=NAR〉の特集号となった。ここではとくに、NARがMLS(共同仲介機構)の改革と機能強化に向けて94年に設立したRIN(Realtors Infomation Network)の最新動向を報告している。
 ところが、NARは昨年秋から開設した〈全国の物件情報探し〉を中心としたもう一つのホームページを持っている。これらについては、前号(1月15日付、24〜27ページ)で報告したように、NARの地方協会である5州が現在6万件の物件情報をホームページで公開し、恐らく今年中には──それも意外に速いスピードで、全米48州の地方協会が50万件におよぶNARの全物件を一般に公開する見通しになっている。
 このホームページにおける大量な物件情報の公開に当たって、サーバー(情報の保管や送り出しの機能を持つ)の選択やホームページに載せる情報の加工(コンピュータ上を自由に行き交うための標準言語=HTMLに書き換えなければならない)などをサポートしているのが、実はRINなのである。

 NARの一般ユーザーに対する物件情報の直接公開は現在でも6万件におよび、大きな市域のところ──例えばカリフォルニア州サン・ディエゴ市ではおよそ1,000物件がホームページに載っている。
 こうした大量の物件情報の処理に当たっては、正確さとコストの安さ、それに簡便性とスピードなどが要求されてくるのは当然だ。
 そうした中、今アメリカではホームページに載せる情報の処理体制は
  1.統一フォーマットによるデータの入力(これは、仲介業者が自ら行うか代行業
    者に任せる)
 →2.サーバーへのファイル転送(インターネット網を利用した転送かFDの直送)
 →3.サーバーが持つ情報検索システムを通じた一般ユーザーのアクセスに対する物
    件情報の送り出し
という作業手順を踏んでいるようである。
 ここで重要なことは、こうした体制を日本ではいったいどのように構築していくのかということである。わが国でも、商業用の大型ホームページが先行して登場しようとしている中で、〈誰が、どのように〉ということはかなり重要なことになってくるはずだ。


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