【不動産ダイジェスト】

伸びる賃貸ビジネスの周辺

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不動産流通ジャーナル/97年5月1日号

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 今号は、全国賃貸管理業経営会(三好 勉会長)が4月に開いた「不動産賃貸ビジネス/実務セミナー」から、三好会長高橋敏幸副会長の講演内容を再録させていただいた。このセミナーでは、注目すべき数字がいくつか明らかにされている。

 まず、三好会長の(株)三好不動産(福岡市)では、管理戸数1万4,000戸に対する月間の集金家賃はおよそ10億円で、管理手数料は約5,000万円にのぼっている。この数字は、“およそ”や“約”という前提がつくが、単純に計算すると一戸当たりの平均家賃は7万円で、管理手数料は5%という結果になる。
 次に高橋副会長は、全国賃貸管理業経営会の会員約200社が管理する戸数は全国でおよそ20万戸にのぼり、その集金家賃は月間120億円(一戸当たり平均6万円で計算)、年間にして約1,500億円にのぼるだろうと述べた。
 ここでは、こうした数字から

  1. 同会の会員が管理する戸数は20万戸
  2. 一戸当たり平均家賃は地方も含めて月額6万円
  3. 管理手数料は平均5%(これより若干上回るかもしれない)
という想定で、ある試算を行ってみたい。

 試算の第1は、会員の管理手数料がどれくらいになるのかという事であるが、これは1カ月(6万円×5%×20万戸)×12カ月で、年間72億円となる。1件の月額管理手数料は 3,000円で、1社平均(1,000戸管理)では手数料が月額300万円、年間では3,600万円にのぼる計算だ。
 第2の試算は、こうした管理実績に加えて周辺業務を拡大していった場合に、年間収入がどれくらいになるのかという事である。
 (株)三好不動産による賃貸管理に伴う周辺業務は、

  1. 転入・転出情報(新聞や引っ越しの取り次ぎなど)
  2. 退去時・外装リフォーム
  3. エアコン取り付け
といったもので、年間の売上高は2億円以上にのぼる。
 この2億円を同社の管理戸数1万4,000戸で割ると、一戸当たりの周辺業務収入は年間1万4,285円となる。つまり、全国で20万戸の管理とすれば、少なく見積もっても29億円前後の収入が見込めるのが管理業の今後の成長性なのである。

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