【不動産ダイジェスト】

インターネットが救う宅建業界

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不動産流通ジャーナル/97年9月15日号

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 東京都の宅建業協会がその会員1万余名で構成する東京都不動産協同組合で実施するインターネット事業(データを処理するサーバーの設置とホームページによる賃貸物件情報の公開)が11月から始まろうとしている中で、傘下各支部(34カ所ある)のホームページによる情報公開に関心が高まってきた。
 そうした中で、東京西郊外のある宅建業協会支部の会員研修に招かれ、「住宅・不動産業のインターネット革命」(ホームページが宅建支部を救う)というテーマで、“最近の業界事情と今後の対応戦略”について報告させていただいた。
 報告の要旨は、次のようになる。
 (1)わが国におけるホームページ閲覧状況は、一年前の96年9月に1日で900万回(ヒット数やアクセス数ではない。算出根拠については、ここでは触れない)だったものが、今年9月現在では2,000万回にのぼっている。
 (2)一方、アメリカでは全米リアルター協会が開設している物件情報公開ページ『Find a Home』の物件数は9月に入って念願の100万件を突破し、閲覧されている延べ物件数は1月で2,300万件を突破した。ホームページ閲覧アクセス者からの成約は、全成約件数の20%にのぼっている。
 ここまでは、“最近の業界事情”であり、後半は“今後の対応戦略”という事になるが、それではなぜ<インターネットが宅建業界を救う>ことになるのだろうか。
 私は、その理由を次のように述べた。
 (1)わが国でも、住宅・不動産業界によるホームページ開設数は現在およそ3,500件にのぼっており、賃貸物件のホームページ閲覧者による成約は17〜20%にのぼっている。
 (2)インターネット(ホームページによる物件情報の公開)は、費用が安く大手でなくても活用できるので、ホームページによる物件情報の公開はむしろ宅建業者が連合してユーザーにアピールする最良の手段であろう。  (3)インターネットの活用は、ユーザーへのアピールとともに、宅建業界にとって大手に対抗する基本戦略であり、これの成功こそが今後の宅建業界を救うのである。

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