【不動産ダイジェスト】

上毛新聞社のセミナーから

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不動産流通ジャーナル/97年10月15日号

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 10月9日に、上毛新聞社主催の「住宅・不動産業界のためのインターネットセミナー」が開かれた。講師は・ヒロ・アンド・アソシエイツの磯部さんと私で、磯部さんのテーマは<激変!インターネットによる不動産ビジネス>であり、私は<インターネットが住宅・不動産業を救う!>というテーマでそれぞれ1時間ずつ講演した。
 不動産業者の他に県下に営業所を持つ大手住宅メーカーなども含めて100名を超える参加があり、大盛況であった。
 そして、参加者の1人(コマイ・ハウジングの駒井社長)から、「インターネットでの情報公開が進むと、仲介業者はホームページで公開された物件に直接客付ができるようになるわけで、これまでの流通機構の機能はどうなるのか」という質問をいただいた。
 これは、本質的な問題であるだけに答えが難しい。理屈で言えば、現在の流通機構よりも安手で速く、ビジュアルな情報交流が行える体制がホームページの上でできあがり、それが全国ネットワークになってくるのだから、流通機構の形骸化は避けられないのだが、そう言い切ってしまうと現在の業界秩序の中では問題が多すぎる。
 磯部さんは、「業者の皆さんが、ホームページを通じた取引をどんどん進める事で、流通市場の革命が起こるでしょう」とうまく答えていた。
 私は、すでに100万物件が公開され1カ月に延べ2,600万物件が一般ユーザーから閲覧されている全米リアルター協会(NAR)のホームページ『Find a Home』の例をあげ、「アメリカではすでに、NARが業者間の情報交流でも旧来からの流通機構よりもインターネット事業に重点を移した展開に入っている」と報告した。
 ところで、そのNARでは自分のホームページへのアクセス数を増やすために今春、米国最大の日刊紙『USA TODAY』とインターネット上の情報交流で連携し、今秋には1カ月に60万件のアクセスを増加させる事に成功している。
 今回のセミナーを主催した上毛新聞社は、すでに『テレナイン』という不動産物件情報公開のホームページを持っており、こうした新聞社との連携は今後のわが国でもホームページを一層発展させていく上の基本戦略になってくるのではあるまいか。


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