不動産流通ジャーナル/98年2月1日号 |
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住通チェーン本部の名取社長を囲む新年会が1月末にあって、出席の記者全員が「最近読んだ本で面白かったのは何か」と聞かれた。私は、『蒼穹の昴』(浅田次郎著、講談社発行)を「会員の経営者にもぜひ読んで頂きたい」と推薦したが、翌日本屋に寄ると『未来への曲がり角』(イアン・モリソン著、ダイヤモンド社発行)という翻訳物が目についた。原題を『THE SECOND CURVE』とするこの本は、「新しい社会を制する非連続の経営」がサブタイトルで、腰巻きに“変化のスピードに克つ!タイミングが早すぎると失敗し、遅すぎると未来を失う……。大転換期のジレンマに、企業は、ビジネスマンは、どう対処するか”――と諾句が踊っている。 著者のイアン・モリソン氏は、米国の未来研究所(IFTE)の社長だが、本書は次の9章によって構成されている。 (1)2つのカーブに対する挑戦(2)2つのカーブからなる世界(3)第2のカーブと個人(4)新しいテクノロジー(より早く、より良く、より安く)。 (5)新しい消費者(何でも、いつでも、どこでも)(6)新しいフロンティア(新規市場における成長)(7)新しいグローバル市場(8)第2のカーブの産業(9)第2のカーブ時代の経営。 それでは、第1・第2のカーブとは、一体何なのだろうか。 △第1のカーブ=企業、たとえばあなたの会社の業績がとても順調だとしよう。売上と利益の大部分を占めているビジネス業務遂行の全般に、引き続き万全の手が打たれている。これを第1のカーブと呼ぶことにする。 △第2のカーブ=しかし、その中で、すべての人は心の奥底に忍び寄ってくるある種の懸念を感じている。つまり、長期で見ると、このカーブは探究され尽くして、新しいビジネスに取って代わられるのではという懸念である。この新しいビジネスの局面が、第2のカーブである。 FDJ社は、2月1日から第2太平ビルに移転した。このビルからは新宿超高層街が真近に見える。今年は大きな窓から新宿を眺めながら、当社も“第2のカーブに移行するタイミングを図っていく事”になるだろう。 |
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