【不動産ダイジェスト】

激動する米国のホームページ戦線

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REAL ESTATE TOMORROW/96年2月15日号

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 今号では、〈ホームページ〉の特集コーナーで、わが国の住宅・不動産業各社が開設しているホームページの代表的なものを紹介しているが、ここではアメリカの最新動向を報告してみよう。
 最初に認識しておいていただきたいのは、日本ではホームページと言ってもまだ試験的な展開が始まったばかりだが、アメリカの不動産業──とくに流通(仲介)業界では早くも実用期を迎え、ホームページ間の競争が熾烈になってきていることである。
 不動産・住宅関係のホームページ数は、一般ユーザーに向けてホームページそのものを紹介している米国最大級のディレクトリー『Yahoo!』によると、今年1月に1,780件だったものが2月には2,193に増加し、さらにここにきて目立つのは膨大な仲介物件情報を掲載した巨大なホームページが登場してきたことだ。
 日本では、2月7日にュリクルートが賃貸版ホームページを立ち上げて2万8,000件の物件情報を公開しているが、アメリカでは確認できるものだけでも「HomeWEB」(30万件)「Homes & Land」(18万件)「ListingLink」(15万件)「Real Direct」(10万件)などが賃貸・売買を合わせて10万件を超える大型ホームページとして登場してきている。

 そうした中で、昨年秋から現在までにアメリカの不動産(流通)業界では、さらに大きな新しい事態が発生した
。 一つは、全米リアルター協会(NAR)が昨年10月にホームページを開設して、MLS(共同仲介機構)の仲介物件を公開したことであり、その件数は公開時に3.2万件だったものが今年1月には6万件、2月には10.8万件と急増している。
 もう一つは「Home scout」というホームページが、他のホームページで公開された物件をひとつにまとめて検索できるような“ホームページ版MLS”を目指す作戦を今年から開始したことである。
 この行く末に、何が待っているのか今のところは予断を持って報告するのは控えるが、一つだけ言えるのはアメリカではホームページの巨大化と競争激化は避けられないということであろう。


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