【不動産ダイジェスト】

「住まいはいま」の明快な分析

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REAL ESTATE TOMORROW/96年10月15日号

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 10月12日発行の『週刊ダイヤモンド』に、特別広告企画として〈住まいはいま〉というタイトルで39ページにわたる大型記事が載っている。
 リードの惹句は、次のようなものだ。
 「バブル崩壊、高齢化時代の到来。そして阪神・淡路大震災……。戦後50年あまり続いてきた“量”の確保から、“質”の獲得を目指す方向への転換点に差しかかっている。新しい時代を快適に暮らすために必要な“品質”への着眼点を、ハウジングアナリストが多角的に分析する」。
 この記事をまとめたのは、実は本誌のはさみ込みページ『住宅産業ネットワーク通信』の編集を担当している松下寛光氏だ。
 発行日にさっそく松下氏のオフィスに電話を入れてみると、「いやあ、広告ページだからあまり鋭くは書けなかった」といつものように照れていたが、その捉え方は実に鋭いのである。

 ところで、今号では松下氏がアメリカのNAHB(全米ホームビルダー協会)を中心にしたルポを掲載した関係で、ネットワーク通信のほうは休載になっているので、ここでは『週刊ダイヤモンド』の記事から同氏の住宅産業の切り口を紹介してみたい。
 主なテーマをピックアップしてみると、その切り口は次のようになっている。
  1.21世紀に向けた未来対応住宅とは何か?
  2.品質基準に的が絞られた公庫融資制度の改正
  3.ハード・ソフト両面からの「品質」へのアプローチ
  4.エネルギー総合利用システムが生み出す高品質な住宅と暮らし
 確かにいま、住宅産業は“品質の時代”を迎えているのである。
 『REAL ESTATE TOMORROW』は、今号でちょうど創刊2年になる。この間、不動産業だけでなく、住宅産業の現状についても絶えず新しい流れを捉えていこうとする挑戦はしてきたつもりであるが、住宅産業についてはとくに明確な切り口を持てないできた。
 それに対して、総合経済雑誌の一つの企画だけでも明快に今後の方向が示されてしまうのだから、取材にはいっそう心して立ち向かわなければならないだろう。


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