【不動産ダイジェスト】

SOHO対応住宅の途中レポート

[前号]

REAL ESTATE TOMORROW/97年5月15日号

[次号]
前号 次号

 今号では、〈住宅産業の“SOHO”対応〉という特集記事を予定していたが、先送 りになってしまった。そこで、取材の途中経過として住宅産業の対応の現状を取り まとめてみると、表面的には次のような現象が目につく。
 1.住宅産業でも、インターネットへの対応と並んで、来たるべきマルチメディア時代に 向けたハード面のインフラ整備としてパソコン、CATV、デジタル衛星放送などのマル チメディアを使いこなすための「住宅情報化配線」(HII)が、住宅情報化推進協議会 によってすでに示されている。
 2.こうした動きを受けて、住宅メーカーの間でも「マルチメディア住宅」を開発しよう とする動きが活発になっている。一例をあげると、積水化学工業では今年10月にも新築住 宅の入居者を対象にしたサービスアプリケーションの実用実験を開始する予定である。

“SOHO”対応がなぜマルチメディア住宅なのかというと、SOHO=Small Office /Home Officeでの在宅テレワークは、インターネットやパソコン通信などの情報通信網 の発達と、通信環境の整ったワークスペースの2つを必要とするからだ。
 在宅テレワークでは、自宅で仕事ができる居住スペースのほかに、通信環境の整備と して次のような考え方と情報化配線が必要となる。

  1. 「情報化配線」は、住宅を建てた後では変更・追加ができない。そこで、まず情報の 受け入れ口として「情報分電盤」を設ける。
  2. 次に同軸ケーブル、ペアケーブルなどを配線し、各部屋に「情報コンセント」(電源 コンセント、TV端子、電話端子が1セットになったもの)を設ける。
  3. さらに「希望のTVアンテナ」を設置し、「電話回線」(ISDNがよい)を引き込 むと、“マルチメディアの利用環境”が出来上がる。
 こうしたマルチメディア対応型マンションは、不動産業界では日本新都市開発M.Cグループ住友商事・第一交通産業(北九州市)などで実現している。
 また長谷工コーポレーションでは、集合住宅向けの「マルチメディア配線システム」を 開発済みだ。“SOHO時代”は、意外に早くやってくるのかもしれない。

[目次] [HOME]
目次へ戻る ホームページへ戻る

[LOGO]

●お問合せ先 :(株)不動産データ&ジャーナル社

〒358-0027 埼玉県入間市上小谷田1-3-3-501
TEL 04(2964)7411
FAX 04(2965)6707
E-MAIL asami47@gol.com